”ドラマを感じて生きていく。”
これは、私にとって大袈裟に言えば、生きて行く上での最大のコンセプトだったりします。
映画やドラマを観るのが好きだという事は、以前の記事で書いたのですが、まさにそれが起点になっている考え方かもしれません。映画やドラマって、すでに完成された筋書きがありますよね。その結末が変わる事はない。変わる事のない結末にむけて突き進む!なんか叙情的ですよね。実際、人生はそういうものなのかもしれませんよね。今は結末を知らないだけ。
例えば、仮にハッピーエンドで終わる創作の物語があったとします。物語を面白くするために、中盤で、もの凄いピンチに襲われます。観る側からすれば、この最悪の状況をどの様に打破して、ハッピーエンドに持っていくのか?という部分に、ワクワクしながら、飽きる事なく鑑賞する訳です。いわゆる物語の醍醐味ってやつですね。
「そっか、あの時出会った男が・・・、こういう正体を隠し持っていて・・・、こういう理由で助けにきてくれるのか!その上、こんなやり方で絶対的なピンチを凌ぐのか!」等と夢中になって物語を追いかけていたりしますよね 。
いつからかは定かではありませんが、映画やドラマに観る”物語性”の様なものを、自身の人生に見出し、実世界を見たり、感じたりする様になっていました。きっかけは、単純にその方が面白いから!という理由になります。但し、決して、創作の映画やドラマの様な、いかにも主人公に訪れるぶっ飛んだシンデレラストーリなどではなく、後から見返せば、このピンチは伏線なんだと思う様にする、どこか精神論的なものです。
大なり小なりはあると思いますが、現実にそうゆう事って、誰の人生にもありますよね。
人間は、無意識にしていれば、良かった出来事だけを憶えていて、悪い出来事は忘れる様にできていると聞いたことがあります。とは言え、歳を重ねると、限りなく苦い出来事も簡単に忘れさせてはくれない・・・という事が大人の事情であったりしますよね。
だからこそ、ハッピーエンドに向かう物語を意識して、掛け替えのない今を生きましょう。すると、訪れているピンチをどの様に切り抜けていこうか、また物語自体をどの様に紡いでいこうかと、未来を見失わず、クリエイティブに考える事ができる様になります。
まさに「人生は自分次第である。」という事が、そんな思考になると、いきなりリアルに感じ始めてきます。何度となく「人生は素晴らしいものなんだ。」と息を吹き返す感覚を感じ始めたきっかけにもなったかもしれません。
さぁ、TSUTAYAの名作コーナーに並ぶ、「あなただけのドラマ」を紡いでいきましょう!